虫歯になりにくいお口作り
- 2023年6月12日
- 虫歯
〜虫歯になりにくいお口作り〜
そもそも虫歯ってどうしたらなるの??
①細菌「ミュータンス菌」
②糖質
③歯の質
➕時間の経過
ともに虫歯が進行します。
①細菌「ミュータンス菌」
これは歯の表面に付着し口腔内の糖質から酸を作り出します。
この酸が歯の成分であるリンやカルシウムを溶かして歯をもろくしています。
②糖質
おやつ、キャンディー、ジュースなど甘い食べ物には必ず糖質(砂糖)が含まれます。
日常的にこうした甘いものを摂取すると先ほどのミュータンス菌は糖を好むので、必然的に歯が溶かされやすくなります。
③歯の質
人によって歯の質が異なります。
唾液中の細菌の性質や量、遺伝的なものや先天的に歯が弱い場合もあります。(エナメル質形成不全)
そして乳歯や生えたばかりの永久歯は歯の質が弱いといわれています。
特に子供の歯は要注意です。
ここにプラスで時間が関係してくるのです。
虫歯の原因となる糖分が長い時間お口の中にあると虫歯はどんどん進行していきます。
これを踏まえて虫歯にならないお口づくりの大事なポイントをお伝えします!
①毎日の歯磨き
歯の表面についた歯垢(プラーク)がお口の中に溜まっていくと糖分を栄養にしてそこから酸を出してエナメル質を溶かしていきます。
できるだけ歯垢(プラーク)がたまらないようにしましょう。
毎日の歯磨き、特に就寝前の歯磨きは習慣化しましょう。
②間食やダラダラ食べをしない
飲食が終わると口腔内は酸性から中性に戻ります。
しかし、間食が多かったりダラダラ食べ続けたりすると、お口の中がずっと酸性に傾いてしまい、歯がずっと溶けやすい環境に陥ります。
その結果、虫歯になるリスクが高まります。
おやつやジュースなどの間食を摂る場合は時間を決めてダラダラ食べないようにしましょう。
③よく噛んで食べる
よく噛むと唾液がたくさん分泌されます。
唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用があります。(自浄作用)
そして口の中のPHを中和してくれ虫歯になりにくくする緩衝作用もあります。
よく噛むと肥満予防や、がん予防、認知症予防など脳の活性化にも繋がります。
④定期的な検診を受ける
歯医者さんで定期検診を受けると虫歯になりやすい場所や、虫歯の早期発見などご自身で気づかない所をしっかりチェックしてくれます。
痛みがなくても虫歯が進行している事はよくあることです。
そして痛みが出てからの治療だとより大変な治療になりかねません。
1年に1回はレントゲン写真を撮ってチェックしてもらいましょう。
⑤歯のクリーニングをしたりフッ素を塗る
歯科衛生士さんに歯のクリーニングを受けたり、歯磨き指導を受け、そして最後にフッ素塗布をしてもらいましょう。
それだけで虫歯のリスクは大幅に減ります。
このクリーニングやフッ素がとても大事になります。
お家で塗れるフッ素やうがい薬などを併用するのもいいでしょう。
最後に、頑張って磨いても虫歯になりやすい人やあまり磨いていないのに虫歯にならないなど様々な方がいます。
それは遺伝的なものや唾液の質が関わっていると言われています。
やまのい歯科クリニックでは虫歯のリスクを簡単に検査できるキットもございます。
気になる方はぜひご相談ください。