低位舌について
- 2024年5月1日
- 小児歯科
みなさんこんにちは。
だんだんと暑くなってきましたね。
今日は『低位舌』についてです。
皆さん舌の正しい位置はご存知ですか?
お口を閉じて、ふ〜っとリラックスしてみて下さい。その時舌はどこにありますか?
舌の正しい位置は、上顎にペタッと舌がくっついているのが正しい位置で、
舌の先はスポットと言われる上の前歯の裏側の少し後ろ、デコボコとしている辺りにあるのが
正しいのです。
しかし近年では姿勢が悪かったり、お口がポカンと開いていたり、舌が衰えているせいで
この正しい位置に舌がこず、
下の前歯の裏側に舌が触れている状態(低位舌)
の人がたくさんいます。
〜低位舌になると〜
・歯並びが悪くなる
・鼻腔への影響(鼻詰まりや鼻炎)
・受け口
・口呼吸(お口ポカン)
・顎関節症、顔の歪み、たるみ
・虫歯や歯周病になりやすい
・口臭
など様々な原因になってきます。
そして、お子様が低位舌だと、歯並びが悪くなってしまう事がほとんどなのです。
また、お口が閉じられず口呼吸を続けると
顔が長くなり、下顎が小さくなりアデノイド顔貌になりうる可能性もあります。
〜お子様が低位舌がどうかの確認方法〜
お子様がぐっすり寝ている時に唇を開けてみてください。(顎を下に下ろす感じです)
その時に舌が上顎にぴったりくっついていればOKです!
上の歯と下の歯との間に舌が入っていると
それは低位舌になります。
〜低位舌の改善方法〜
舌の筋肉は首まで繋がっているのをご存知ですか?
舌はとっても大きな筋肉で動かされ、全身に繋がってると言われています。
なので、姿勢が崩れると舌の位置も変わってきます。
①まずは凝り固まった身体をしっかり緩めてあげましょう。
背中のマッサージや足裏を優しく触ってあげたり、
お口のマッサージをしてあげましょう。
簡単にでも続ける事が大切です。
②食事姿勢の見直し
足裏はしっかりついていますか??
骨盤が立つようにタオルなどを椅子にしいて
まっすぐな姿勢になるように工夫しましょう。
③体幹を鍛える
体幹がないとまっすぐな姿勢を保つ事が難しいです。
食事中に足をあげたり、じっと食べれず
すぐに立ち歩いたりするのは実は体幹が弱く
座っているのがしんどい事もあります。
椅子の下をくぐるようにハイハイをしたり、
滑り台を登ったり、雑巾掛けもいいですね。
④あいうべ体操
こちらは大人も簡単にできるトレーニングです
①「あー」と大きくお口を開く
②「いー」と横に大きく広げる
③「うー」と口を強く前に出す
④「べー」とベロを下に突き出す
お子様は一日10回からでもしてみてくださいね♩
そして親御さんも一緒にやって
健康なお口を作っていきましょう♩