“口腔機能発達不全症”って知っていますか?|やまのい歯科クリニック|阪急箕面駅すぐ近くの歯医者

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医療コラム

“口腔機能発達不全症”って知っていますか?|やまのい歯科クリニック|阪急箕面駅すぐ近くの歯医者

“口腔機能発達不全症”って知っていますか?

 

こんにちは♪

阪急箕面駅前にあるやまのい歯科クリニックです!

ついに梅雨入りしましたね!

蒸し蒸しと暑い日も続きますので、体調にお気をつけくださいね!

 

さて本日は“口腔機能発達不全症”についてです。

これは、子どもたちのお口の機能、つまり

「食べる「話す」「飲み込む」「呼吸」などの働きに関する

重要な問題を示す新しい疾患概念です。

 

〜そもそも“口腔機能”とは?〜

口腔機能とは、食事や会話、呼吸など生活する上で欠かせないお口の働きのことを指します。

これらが適切に発達していない状態が

「口腔機能発達不全症」です。

 

〜どんな症状があるの?〜

以下のような症状があれば口腔機能発達不全症の可能性があります。

・食べ物を上手に噛めない

・お口がポカンとあいている(口唇閉鎖不全)

・発音が不明瞭で話しにくそう

・鼻呼吸ができず常に口呼吸

・舌の動きが悪く、舌を突き出す癖がある(舌突出癖)

など様々な症状がみられます。

 

ではなぜこのような口腔機能発達不全症が

増えてしまったのでしょうか?

その理由は以下にあります。

 

・柔らかい食べ物の多さ

カタカナ食が増えた事も要因の一つです

(カレー、パスタ、ハンバーグ、など)

・授乳、離乳食の進め方の問題

・乳幼児期の抱っこ紐の多用、間違った使い方

・赤ちゃんの頃の発達の飛び級

(ずり這い、ハイハイを飛ばすなど)

・運動不足による筋力低下

スマホやゲームによる姿勢の悪化

 

これらを放置すると歯並びや噛み合わせ不良、

発語障害、さらには口呼吸で酸素が全身に回らず日中ボーっとしてしまい集中力の低下に繋がったり、低身長、肥満、

近年では注意欠如多動症なども関わっているといわれています。

 

口腔機能の発達は乳幼児期から学童期にかけて

段階的な成長によって築かれていきます。

例えば、赤ちゃんの頃の母乳やミルクを「吸う」「飲み込む」という動作が

徐々に「噛む」「話す」といった

複雑な動作へつながっていきます。

その過程で適切な経験が不足すると機能の発達が十分に育まれず、発達に遅れが生じることもあるのです。

 

近年では保育園や小学校での健康診断において

口腔機能のチェックが行われるようになってきました。

定期的な歯科受診とあわせて早期発見・早期治療が重要です。

 

もし、お子さんの事で悩まれている方がいらっしゃいましたら

まずはお家でできる事からやってみましょう!

 

乳児期であればまずは

授乳の仕方を見直しましょう。

おっぱいやミルクを飲む時は“深飲み”です。

ガブっと大きくお口を開けて授乳ができるように気をつけましょう。

 

離乳食が始まっていれば姿勢を見直しましょう。

背中がまっすぐで膝、膝が90度になるように、そして足裏がぴったりつくように調節しましょう。

これは大きく成長しても守って頂きたいところです!

 

そして大事なのは舌が上顎にぴったりつく事です。

お口周りのマッサージをして舌に刺激を与えましょう。

仕上げ磨きの時に歯ブラシで舌をチョンと触るだけでも効果ありですよ♩

 

そして何より大事なのは

思いっきり身体を動かして遊ぶ!です♩

子どもは身体を動かして遊ぶだけで必要な筋力が鍛えられます!

お家で取り入れれそうな事からやってみてくださいね!

そして少しでも気になることがあれば

かかりつけの歯医者さんで相談してみてくださいね♩

お口から始まる全身の健康づくりをぜひ家族みんなで意識してみましょう!!

 

 

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