口臭の原因と予防方法
- 2023年5月24日
- 歯周病
口臭の原因と予防方法
口臭でお悩みの方は意外と多いのではないのでしょうか。
本日は口臭の原因とその予防方法について詳しくお話をしてまいります。
〜口臭の主な原因とは?〜
①お口の中が原因
・歯周病による口臭
これは「メチルメルカプタン」といわれるガスが発生するせいです。
食べカスに含まれるタンパク質を分解する過程で歯周病の細菌がこのガスを作り出すのです。
この歯周病による口臭にも3つの種類があります。
TYPE①(腐った玉ねぎのような臭い)
先ほど述べた「メチルメルカプタン」という揮発性硫黄化合物が原因の臭いです。
これは腐った玉ねぎのような強烈な臭いがします。
TYPE②(腐った卵のような臭い)
メチルメルカプタンよりかは臭いは強くありませんが「硫化水素」という揮発性硫黄化合物です。
これは歯垢や舌の汚れが原因で発生しやすいと言われています。
TYPE③(生ゴミのような臭い)
こちらは「ジメチルサルファイド」という揮発性硫黄化合物です。
これは肝臓や消化器などの内科系の疾患でも起こりやすいので、虫歯や歯周病の症状がない場合は全身的な疾患をも考えられます。
そして口臭には他にも
②食餌性の口臭
ニンニク、玉ねぎ、ニラなどの匂いの強い食べ物を食べたり、飲酒・喫煙などが原因で口臭になることもあります。
③生理的口臭
起床時や、空腹時、お口の中が乾燥したり、女性であればホルモンバランスの不調や月経前、月経時にも口臭を感じることがあります。
口臭を感じる方は意外と多いですが、私たち人間はご飯を食べてりなど生活を送る上で口臭をゼロにすることは出来ません。
しかし強く口臭を感じる90%の方がお口の中に原因があることがほとんどであり、歯周病が原因であることが多いです。
また歯周病だけではなく、不適合な被せ物や詰め物が原因になることもあります。
気になる方はぜひお気軽にやまのい歯科クリニックへご相談くださいね。
〜口臭のセルフチェック〜
コップやポリ袋にご自身の口臭をふう〜っと吹きかけた直後、その臭いを嗅いで確認します。
また、デンタルフロスで歯間を清掃したあと、そのフロスを嗅ぐことも有効といえます。
〜口臭の改善、ケアについて〜
口臭の根本的改善は歯周病の治療が必要になります。
歯垢、歯石の除去だけでも十分に効果はあります。
また歯磨き、フロスや歯間ブラシなど補助的清掃用具を用いてセルフケアを行うことでも口臭の改善に繋がります。
歯科衛生士さんのプロフェッショナルケアを受けるとよりいいでしょう。