歯周病になりやすい人の特徴
- 2023年4月19日
- 歯周病
〜歯周病になりやすい人の特徴〜当てはまったら要注意!!
歯周病とは?
歯周病とは、簡単にいうと細菌の感染によって歯茎が腫れたり、出血があったり、最終的には歯の周りの骨が溶けてしまい歯がグラグラと揺れてしまう病気です。
そうすると噛めなくなり、歯を抜かざる得ない始末になるのです。
原因は?
主な原因は磨き残しです。
歯と歯の隙間にある溝(歯周ポケット)に歯垢が付着しそれが溜まることで炎症を起こしてしまいます。
歯周病の細菌は空気を嫌う性質があるので、この歯周ポケットの溝に隠れてしまうのです。
この歯垢には1mgの中に約10億個の細菌が住みついていると言われています。
とてもネバネバと粘着性のあるものなのでブラッシングでは取れますが、うがいぐらいでは簡単に取れません。
そしてこの歯垢は早い方で3日ほどで歯石に変わってしまい、歯の表面に強固に付着してしまいます。
歯石になってしまうとこちらはブラッシングでは落とせなくなります。
歯の表面はザラザラ、凸凹としているので、そこにまた細菌が付着しやすく、毒素をどんどん出し続けるのです。
そしてこの歯周病の怖いところは、歯の周りが骨に溶かされているにも関わらず、痛みもなく、ほとんど症状がないのです。そのため、気づかないうちにどんどん進行してしまいます。
ではどういった方が歯周病になりやすいのでしょうか?
①歯みがきをしない人
これは先ほど述べたように、細菌の塊である歯垢が原因で歯肉炎、歯周病の炎症を起こしてしまいます。
特に夜の歯みがきができていない方は要注意です。
就寝中は唾液が減りお口の中は乾燥状態になります。細菌はこの乾燥している状態で活発に悪さをします。
②喫煙をしている
タバコに含まれるニコチンなどの有害物質によって免疫機能や傷を治す機能の低下を招きます。
③糖尿病の人
糖尿病になりと身体の抵抗力や組織の修復力の低下が生じてしまい歯周病を重症化してしまします。
糖尿病と歯周病の因果関係はハッキリと証明されています。
逆に歯周病が改善されれば糖尿病の数値も良くなるのです。
④お口をポカンと開けている方
お口を開けているとお口の中が乾燥するため白血球の機能が低下し歯周病菌が増えてしまいます。
マスクの下でお口をポカンと開けていないですか?
⑤歯ぎしりをする方
歯ぎしりをすると歯に力がかかり歯や歯茎にダメージを与えます。
ぐ〜っと食いしばるより、ギリギリと歯ぎしりをする方が特に歯周組織に悪影響を及ぼします。
⑥歯並びが悪い人
歯並びが悪いとどうしてもご自身での歯みがきが難しく、ブラシが届きにくい箇所がでてきてしまいます。
そうすると細菌の塊である歯垢が停滞し、歯周病が進行してしまいます。
いくつ当てはまりましたか?
では歯周病は治るのでしょうか?
歯周病は予防ができ、治療も可能です。
重要なのは、予防・治療そしてメンテナンスです。
歯周病の原因は歯垢、そして歯石です。それを溜めないようにしましょう。
歯垢を溜めないためには、歯科衛生士による歯みがき指導がとても重要です。
ご自身でのブラッシングを上達させ、1日の汚れを1日のうちに取り除きましょう。
ブラッシングだけでなく、フロスそして歯間ブラシを使うことがとても重要です。
そして定期的なメンテナンスを受け、歯石をしっかり除去していきましょう。
歯石をとると歯の根っこの表面が滑らかになり歯垢がつきにくくなります。
歯医者さんでしか取れない汚れをしっかりとクリーニングし、綺麗な状態をキープできるようにしていきましょう。
やまのい歯科クリニックでは歯周病の予防・治療・メンテナンスに力を入れております。
歯周病でお困りの方はお気軽にご相談してください。