知覚過敏について
- 2023年11月30日
- 虫歯
こんばんは。やまのい歯科クリニックです!
ここ最近は一段と冷え込むようになりましたね。皆様お身体にお気をつけくださいね。
さて本日は知覚過敏についてです。
知覚過敏は経験がある方が多いのではないでしょうか。
本日はその知覚過敏についての原因や予防法についてお話をしていきますね。
【知覚過敏とは】
虫歯や歯の神経に炎症などがみられないのにも関わらず、歯ブラシの毛先が触れると痛みを感じたり、冷たい食べ物や甘い食べ物、風が当たった時にピリッと感じる一過性の痛みのことです。
【原因】
原因は歯の構造のひとつである〈象牙質〉が剥き出しになってしまうことです。
象牙質は通常、エナメル質に覆われていますが歯のすり減りや虫歯などが原因でエナメル質が剥がれてしまい、象牙質が剥き出しになってしまうことでピリッと痛みや刺激を感じやすくなります。
また歯茎が痩せて象牙質が剥き出しになることでも知覚過敏の症状が出ることも多いでしょう。
そしてホワイトニングに伴う知覚過敏もありますが
これは一時的なことが多く、ホワイトニングを中断したり知覚過敏用の歯磨剤を使うことですぐに症状が落ち着く事もあります。
【治療法】
①再石灰化を促す
知覚過敏は症状が軽い場合は自然と症状が消失することもよくあります。
これは唾液や歯磨き粉からの再石灰化成分によって象牙質の修復がみられるためと考えられます。
ブラッシングも大切な治療法になります。
ブラッシング時の力の入れすぎには要注意ですが、
しみるのを改善するような成分(硝酸カリウム)が
入っている歯磨剤を選ぶとより良いでしょう。
②フッ素や治療薬の塗布、コーティング
歯科医院でよく行われる治療法は
象牙質の露出部分のフッ素塗布、治療薬の塗布、コーティングです。
これを行う事で象牙質を刺激から守ることができます。
一度で効果がある場合もありますが
通常は何度か塗布する必要があるので数回の来院が必要になります。
また、塗布したお薬やコーティングは
日常のブラッシングやお食事などで数ヶ月後にコーティングが剥がれてしまう事がほとんどです。
ただしコーティングが継続した状態で象牙質の再石灰化が進めば、
剥がれてしまってもしみなくなることもあります。
当医院でも歯の再石灰化を促すフッ素塗布や
お薬の塗布、コーティングを行っておりますので
ぜひご相談ください。
③歯ぎしりによる歯の負担を減らす/マウスピース
知覚過敏は歯ぎしりや食いしばりなどが原因で起こる場合もあります。
いくらお薬などでコーティング治療を行なっていても
日中や就寝時に歯ぎしりをするとコーティングが剥がれたり治療の妨げになります。
歯ぎしりや食いしばりを根本的に治すことは簡単ではありませんので
マウスピースで歯の負担やダメージを軽減する必要があります。
マウスピースも当院では保険治療で行っておりますので
状況を確認の上提案をさせて頂くこともあります。
④詰め物の治療
フッ素塗布やコーティングでも改善しない場合は
象牙質が露出している部分にコンポジットレジンという
プラスチックの材料で詰める治療も行っております。
知覚過敏には様々な治療法があります。
また原因も様々です。
お悩みの方はお気軽に一度ご相談くださいね!