親知らずが痛い!そんな時は…?
- 2023年4月11日
- 口腔外科
4月に入り、気温が上がりポカポカしてきましたね。昼間はもう暑すぎるくらいにも感じてきました。
最近までは真冬だったのですが、あっという間に真夏に変わる勢いです。
皆様季節の変わり目の体調管理にはお気をつけてください。
今日が親知らずについてお話ししたいと思います。
「親知らず」とは一番奥の歯(前から数えて8番目の歯)にあります。
だいたい20歳前後で生えることが多いですが30歳過ぎてから生えることもあります。
上下左右4本必ず生えるわけではなく、人によっては3本のみ生える方もいれば、1本も生えてこない方もいます。
親知らずの生え方は個人差があり、みんなそれぞれの生え方があります。
真っ直ぐ綺麗に生えていることもあれば、横に向いて生えてきて頭だけがちょっこっと見えている生え方もあれば、完全に骨の中に埋まっていることもあります。
「親知らず」は必ず生えてきたら抜かないといけない訳ではありません。
真っ直ぐ他の歯と同じように生えており、きちんと上下で噛み、歯ブラシもしっかり届く生え方でしたら、全く問題ありません。
人の顎はそれぞれ形が違い、日本人は顎が小さいといわれています。そのため親知らずが生えてくるスペースがなく、横向きに生えてきたり、明後日の方向に生えてくることが多いです。
中途半端に親知らずが生えてくることによって、歯ブラシが届かなかったり、汚れが溜まりやすくなったりします。
どのような症状が出るかというと
•歯茎に汚れが入り、痛みや腫れが出る
•親知らず自体がむし歯になる
•親知らずが隣の歯にぶつかり、隣の歯がむし歯になっている
親知らずに痛みが出たら?
①まず歯医者に連絡して診てもらいましょう。
歯茎が腫れている場合は、いきなり抜歯は出来ず消炎処置が必要です。
消毒を行いお薬を飲むことで腫れと炎症を抑えます。
②歯医者ではレントゲン撮影を行い、親知らずの生えかたを確認し抜かないといけないかどうか判断をします。
複雑な生え方をしていたり、顎の神経の近くに生えている場合はCT写真を撮影して診断します。抜歯
抜歯を行えないケースもあります。顎の神経に近接していて困難な場合は大学病院に紹介しています。
親知らずに痛みがなくても、生え方によっては知らず知らずのうちにむし歯になっていたり、隣の歯がむし歯になっており神経を取らないといけなくなる場合が多いです。
日頃から定期検診に通いレントゲン写真にて診てもらうことがとても大切です。
やまのい歯科クリニックでは「親知らず」の抜歯をおこなっております。
抜歯と聞くと不安な方はたくさんおられると思います。
当院では、抜歯に対しての状況や方法を必ず説明をし、同意をしていただいてからおこなっております。
不安な方は一度ご相談をしてください。お待ちしております。