0歳からの虫歯予防・今家族ができること
- 2023年4月29日
- 小児歯科
〜0歳からの虫歯予防・今家族ができること〜
お子様の虫歯予防はいつから始まっていると思いますか?
厳密に言うと、マイナス1歳から始めることができます。マイナス1歳とは、お母さんのお腹の中にいる時からです。
赤ちゃんは無菌状態で産まれてきますが、なぜ虫歯になってしまうのでしょうか?
それはお父さん、お母さんの唾液感染が主だと言われています。
なので、お腹の中に赤ちゃんがいる間に虫歯の治療を受けたり、クリーニングを受けることによって虫歯菌を大幅に減らすことが出来るので、産まれてくる赤ちゃんへの感染リスクも減らすことができます。
そもそもどうやって感染してしまうのでしょうか?
それは食事やキスなどです。
食事の際は大人と子供の食器を分ける方がいいでしょう。大人が使ったお箸やスプーンをそのままお子さんのお口に運ぶとそれを介して虫歯菌がうつってしまうのです。
ただ、これを100%完璧を目指してしまうとストレスになってしまいますので、食器の使い分けくらいで良いと思います。あまり神経質にならないようにしましょう。
そして、虫歯になってしまうのには、他にも原因があります。
歯みがきが十分に出来ていないいないと虫歯になってしまいます。
でも歯みがき嫌がるんですよね。でもみなさん大丈夫です。
2歳までは嫌がる子がほとんどです。
2歳までの歯みがきは、コミュニケーションの一部だと思ってください。
歯ブラシを持たせてアグアグ噛ませているだけでも構いません。(歩きながらの歯磨きは転倒時の事故に繋がるので必ず座らせてくださいね)
お父さん、お母さんが一緒に歯ブラシを持って歯磨きする姿を見せたり、お気に入りのお人形に歯磨きをやってみせたり、今の段階で歯磨きは楽しい、怖くない、気持ちいいんだ。と思ってもらえるようにしましょう。
この頃から快か、不快かで決まってしまいます。
虫歯になるから!と思って必死に羽交い締めをして磨いていませんか?
お子さんから見てお母さんの顔は鬼の形相です…
それでもちゃんと磨けていないと心配になりますよね。
なので、ここだけ気をつけてください。
・ダラダラ食べをしない
・間食の時間を決める
・よく噛んで食べる
・砂糖の多いお菓子は極力避ける
ダラダラ食べしてしまうとお口の中のPHが下がり虫歯になりやすい酸性の状態が続きます。
歯が溶かされやすい環境になってしまうのです。
なのでダラダラ食べをせず、間食の時間もある程度決めるといいですね。
そしてよく噛んで食べることが大切です。
おやつは砂糖の入っている甘いものだと虫歯のリスクが上がります。
間食は捕食と考えてください。
おにぎりや、さつまいも、枝豆スープやお味噌汁、果物、干し芋などがおすすめです。
2〜3歳まではこの部位が虫歯になりやすいです。
3歳を過ぎるとこの部位がなりやすいです
歯磨きが大変な時はここだけ!頑張ってみてください♪
特に3歳頃になるとお菓子、ジュースなどを摂取する機会が増えてきます。
食べている回数や時間の長さも虫歯の影響に関係がありますので親御さんのコントロールが必要かと思われます。
ちなみに上下前歯が4本揃ったら歯医者さんでのブラッシングの練習やフッ素塗布をするといいですね。
まとめ
0歳から虫歯予防に大切なこと
①お父さんとお母さんのお口の中も清潔に。
虫歯などがあれば早期に治療をしましょう。
②1〜2歳は大人と食器を分けましょう。
仕上げ磨きは楽しく笑顔で♪習慣づけましょう。
③3歳以降はお菓子の食べ過ぎ、ダラダラ食べを気をつけましょう。
分からないことやお子様のお口の中への心配事があれば何事でも構いませんので、
「やまのい歯科クリニック」にてご相談ください。